昨日、歯根う蝕についてのセミナーに参加してまいりました
歯根う蝕というのは歯の根っこにできる虫歯のことで、歯と歯茎の境目あたりにできる虫歯の事です
患者さんの意識の高まり、歯科医療の技術の進歩などにより、高齢になっても自分の歯で食事をとることのできる人が増えています
しかし歯周病や生理的なものから歯茎が下がり、歯の根っこが露出してくることが多々あります
この根っこにはエナメル質がないため非常に虫歯になりやすいのです
今回はこのセミナーで歯根う蝕に対する最新の予防法、処置法を学んでまいりました
明日からの治療に生かしてまいります
講師の先生がおっしゃっていましたが、今アメリカやヨーロッパ、北欧に至るまで日本で開発されたサホライドに注目が集まっているのだとか
サホライドとは虫歯に塗ったら黒くなるあの薬です
アメリカでは根面う蝕ができるとセラミックでかぶせたり、抜いてインプラントを入れる富裕層と、サホライドをぬって進行を止める貧困層にわかれるのだそうです
昔は日本人は歯の黒くなる薬を塗ると馬鹿にしていたのに皮肉なものです